2011.11.23 Wednesday
うだつの町に行ってきました
11月は行楽や結婚式の季節ですね。
何をするにも気持ちの良い時期で、「着物でお出かけ」の20日も、すでに予定が入っていらっしゃる方ばかりで、なかなか参加者が増えませんでした。
一時は、中止か延期かという話も出ましたが、せっかく参加の意思を早くにしてくださった方のために決行することにいたしました。
三人ぽっちの「着物でお出かけ」旅日記で〜す。
今回は少し予定を変更して、大矢田神社のもみじ見学を省いてうだつの町並み散策を主にのんびり行きました。
美濃和紙の店 紙遊(しゆう)
のし袋や手すき和紙、便せんや封筒、なんと和紙でできた靴下やタオルまで販売されていました。
ついつい手にとってみたくなる可愛らしさです、
カフェやギャラリーも併設されていました。
おしゃれでのんびりとした空間でした。
そば切り まる伍
明治初期の古民家でお昼をいただきました。
自家製粉したそば粉を、極力水を使わず手打ちするそばは、二八と十割が選べました。
私たちは十割の温かいおそばに、桜えびの小かき揚げと野菜の天ぷらがついたものを注文しました。そばは細切りながら、コシと粘りがあり、繊細な風味が楽しめました。
小坂酒造場
江戸時代より続く老舗の造り酒屋。
安永元年(1772年)の創業時から現在に至る店の建築は、独特のうだつ造りやむくり屋根が見られ、国の重要文化財にも指定されています。
奥の方に酒蔵や井戸や昔の台所(おくどさん)があり懐かしい感じがしました。
町並みギャラリー山田家住宅
かつてはお医者様が住んでいらっしゃった住宅をギャラリーに開放していました。
中には和紙で作った花や木のオブジェがいっぱい展示してありました。
秋らしい柿やケイトウ、すすきや菊。
どれも精巧で本物そっくりでした。
隣の部屋で、おばあさんたちが、楽しそうにお話ししながら花を作っている姿もほほえましく、また次の季節の花を作っているのかと感心しました。
毎日こつこつ、楽しい仲間と共に大作作りに励んでいる姿にたくましさも感じました。
手造 らんたんや
女性職人の幅英香さんが美濃和紙を使ってランプシェードや提灯をひとつひとつ手作りされていました。
昔ながらの道具と技法でコツコツ制作する様子を実際に見せていただけました。
道具自体を作れる人がいなくなり、こわれても修理しつつ大事に使っているそうです。
美濃和紙あかりアート館
館内は個性豊かなあかりアートがいっぱいでした。
市民や小学生、他県からの方の作品も飾られ、温かく幻想的な雰囲気で満ちていました。
旧今井家住宅美濃資料館
和紙問屋を営み、江戸末期には庄屋も務めた今井家。豪商にふさわしい間取りやしつらえがみられ、和紙商売で栄えた様子がうかがわれました。
奥の庭には水琴窟もあり、涼やかな音色を奏でていました。
最後に着物姿のご紹介です。
お一方は、薄紫地に細かな四季の小花を配した小紋に白地の帯で優しげにまとめています。
小物の帯締めと帯揚げは、お着物の中の花色を使って統一感を出しています。
お嫁に来る時に作っていただいた物とうかがいましたが、まだまだいけますね。
初めて外に着て出かけるので、作ってくださったお母様も喜んでいらっしゃったとの事でした。
もうお一方は、黒地に雪輪の飛び柄を配した小粋な小紋です。
雪輪の中には小花が染め抜かれ、ひとつひとつがとても可愛いです。
帯締めと帯揚げはピンクで優しく、そして若々しくまとめてあります。
お婆様から譲られた物と伺いましたが、少しも古さを感じないお着物でした。
お婆様のセンスの良さもうかがえます。
帯は花鳥風月の文字を散らした名古屋帯です。よく見ると月の文字のまわりには。小さな星がちりばめてありました。
赤い方は絞りを使った名古屋帯で、黒地のお着物にすごく映えます。
メリハリがつき、とても印象の強い着物姿にまとまっています。通り過ぎる方が振り返るような美しさでした。
お手持ちのバッグもとても可愛かったです。
赤地に手毬が描かれていました。ちりめん素材で、持ち手も二本で握りやすそうでした。
さて私は霰模様の江戸小紋にもみじの柄で季節感を出した名古屋帯で出かけました。
小物の帯揚げ、帯締めはからし色で落ち着きを出しました。
今回の「着物でお出かけ」は人数は少ないものの、充実した楽しいものになりました。
参加下さったお二人の方、まことにありがとうございました。
これを機会にもっといっぱい着物に親しんで下さいね。
何をするにも気持ちの良い時期で、「着物でお出かけ」の20日も、すでに予定が入っていらっしゃる方ばかりで、なかなか参加者が増えませんでした。
一時は、中止か延期かという話も出ましたが、せっかく参加の意思を早くにしてくださった方のために決行することにいたしました。
三人ぽっちの「着物でお出かけ」旅日記で〜す。
今回は少し予定を変更して、大矢田神社のもみじ見学を省いてうだつの町並み散策を主にのんびり行きました。
美濃和紙の店 紙遊(しゆう)
のし袋や手すき和紙、便せんや封筒、なんと和紙でできた靴下やタオルまで販売されていました。
ついつい手にとってみたくなる可愛らしさです、
カフェやギャラリーも併設されていました。
おしゃれでのんびりとした空間でした。
そば切り まる伍
明治初期の古民家でお昼をいただきました。
自家製粉したそば粉を、極力水を使わず手打ちするそばは、二八と十割が選べました。
私たちは十割の温かいおそばに、桜えびの小かき揚げと野菜の天ぷらがついたものを注文しました。そばは細切りながら、コシと粘りがあり、繊細な風味が楽しめました。
小坂酒造場
江戸時代より続く老舗の造り酒屋。
安永元年(1772年)の創業時から現在に至る店の建築は、独特のうだつ造りやむくり屋根が見られ、国の重要文化財にも指定されています。
奥の方に酒蔵や井戸や昔の台所(おくどさん)があり懐かしい感じがしました。
町並みギャラリー山田家住宅
かつてはお医者様が住んでいらっしゃった住宅をギャラリーに開放していました。
中には和紙で作った花や木のオブジェがいっぱい展示してありました。
秋らしい柿やケイトウ、すすきや菊。
どれも精巧で本物そっくりでした。
隣の部屋で、おばあさんたちが、楽しそうにお話ししながら花を作っている姿もほほえましく、また次の季節の花を作っているのかと感心しました。
毎日こつこつ、楽しい仲間と共に大作作りに励んでいる姿にたくましさも感じました。
手造 らんたんや
女性職人の幅英香さんが美濃和紙を使ってランプシェードや提灯をひとつひとつ手作りされていました。
昔ながらの道具と技法でコツコツ制作する様子を実際に見せていただけました。
道具自体を作れる人がいなくなり、こわれても修理しつつ大事に使っているそうです。
美濃和紙あかりアート館
館内は個性豊かなあかりアートがいっぱいでした。
市民や小学生、他県からの方の作品も飾られ、温かく幻想的な雰囲気で満ちていました。
旧今井家住宅美濃資料館
和紙問屋を営み、江戸末期には庄屋も務めた今井家。豪商にふさわしい間取りやしつらえがみられ、和紙商売で栄えた様子がうかがわれました。
奥の庭には水琴窟もあり、涼やかな音色を奏でていました。
最後に着物姿のご紹介です。
お一方は、薄紫地に細かな四季の小花を配した小紋に白地の帯で優しげにまとめています。
小物の帯締めと帯揚げは、お着物の中の花色を使って統一感を出しています。
お嫁に来る時に作っていただいた物とうかがいましたが、まだまだいけますね。
初めて外に着て出かけるので、作ってくださったお母様も喜んでいらっしゃったとの事でした。
もうお一方は、黒地に雪輪の飛び柄を配した小粋な小紋です。
雪輪の中には小花が染め抜かれ、ひとつひとつがとても可愛いです。
帯締めと帯揚げはピンクで優しく、そして若々しくまとめてあります。
お婆様から譲られた物と伺いましたが、少しも古さを感じないお着物でした。
お婆様のセンスの良さもうかがえます。
帯は花鳥風月の文字を散らした名古屋帯です。よく見ると月の文字のまわりには。小さな星がちりばめてありました。
赤い方は絞りを使った名古屋帯で、黒地のお着物にすごく映えます。
メリハリがつき、とても印象の強い着物姿にまとまっています。通り過ぎる方が振り返るような美しさでした。
お手持ちのバッグもとても可愛かったです。
赤地に手毬が描かれていました。ちりめん素材で、持ち手も二本で握りやすそうでした。
さて私は霰模様の江戸小紋にもみじの柄で季節感を出した名古屋帯で出かけました。
小物の帯揚げ、帯締めはからし色で落ち着きを出しました。
今回の「着物でお出かけ」は人数は少ないものの、充実した楽しいものになりました。
参加下さったお二人の方、まことにありがとうございました。
これを機会にもっといっぱい着物に親しんで下さいね。