先日、母の「つくしが食べたいな〜」という言葉に「あ〜、そろそろつくし出てるかな?」と思い立ち、実家の近くの空き地に行ってみました
ありました!ありました!
出始めの5〜6センチくらいの蕾の硬い物から、ひなたには、10?くらい伸びたものがありました
夢中になってビニール袋に軽く1杯取りました
さっそく、はかまを取って、洗います
その後、お湯でさっと茹でます
そして、短めで蕾の硬い物だけを選んで、「つくしのグラッセ」を作ります
今回初めて作ります!
茶道をしていらっしゃる方に教えていただいたレシピでやってみました
それがこちらです
抹茶のお茶菓子として、この季節限定で手作りで出されるそうです
すごく春らしいと思い教えていただきました
蕾のほろ苦さがまぶされたグラニュー糖と相まって良いハーモニーを奏でています
茹でて水分も少なくなりますし、飴炊きした後にグラニュー糖をまぶしますので、保存も効きます
冷凍すれば季節はずれに楽しむことも出来ます
残りのつくしで今度は摘み菜と一緒に炒めて味付けして卵とじにしました
さらに残ったつくしは、油揚げと一緒に炊き込みご飯にしてみました
ちょっとつくしの形が残らずあまり見た目はよくありませんが、つくしの風味と苦みが美味しいご飯となりました!
一気に春を食べつくした一日となりました!
良かったらやってみてくださいね
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さっそく時間を見つけて、見に行ってきました
会場に入るとすぐ、天井から床まで垂れ下がった長い「つるしかざり」が目を引きました
小さな花びらばかりで作り上げたもので、その花びらの数はなんと12,000個!!
その細かさと、気の遠くなるような作業に脱帽です
小学性の作品の展示もありました
大人顔負けですね
まるで藤の花のような作品もありました
藤棚の下を歩いているようです
ジブリの世界を表現した「つるしかざり」もありました
「千と千尋の神隠し」の白竜や顔無し、湯バーバ等がにぎやかに吊るされています
会場には所狭しと「つるしかざり」が展示してあり、作られた方のお名前もありました
干支飾りや雛人形、鯉のぼりや毬(まり)等をつるしたものも目を引きました
他にも雛段飾りや三河土人形、犬山人形などが舞台に飾られ、圧巻でした
先月見に行った「鵜沼宿のひな祭り」とはまた違っていましたが、すばらしかったです!
色とりどりの端切れに命が吹き込まれたような美しさでした
あぎの里では、作品の販売コーナーの他に、古布やつるし飾りのキット・台座の販売もあり、自分で制作したくなるような気持になりました
なかなか根気がないと始めることはできませんが・・・
帰り道、恵那市の岩村のあたりを通りましたら、「農村景観日本一の展望所」というのがありました
このあたりは、田んぼの畔も綺麗に刈られ、本当に素敵な田園風景が広がっていました
展望台から見た景色は次の写真です
しばらく行くと寒天作りをしている田んぼを見ました
有名な恵那市山岡町の細寒天作りです
今ではずいぶん暖かくなってきましたので見られる田んぼは少なかったのですが、真冬にはもっと多くの田んぼで見られた光景だったことでしょう
貴重な田んぼを見ることが出来たのは嬉しかったです
「あぎの里のつるしかざり」を見るだけでなく、東濃地方の知らない景色に出会えたのは、良い経験でした
ちなみに「あぎの里のつるしかざり」は3月3日までですのでお早めにお出かけください
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被害者の皆様、お疲れが出る頃です
お体ご自愛下さい
さて、立春も過ぎ、そろそろ春の兆しや行事も増えてきました
各務原の鵜沼宿でも「鵜沼宿のひな祭り」と銘打って約100本の吊り雛の展示が始まりました
会場は中山道鵜沼宿脇本陣です
入ってすぐ赤い毛氈の段飾りのひな人形が目に飛び込んできます
豪華な京雛で、そのまわりに吊り雛が美しく下がっています
吊り雛は、地元の有志が集まって一針一針縫って1年がかりで制作したものだそうです
中には100歳のおばあさんも居て、お元気に参加されているそうです
吊り雛の飾りも色々で、今年の干支の龍に乗った子供を飾ったものもありました
こちらは椿の花を下げたものです
他にも丸いくす玉のような飾りも目を引きました
身近にある洗濯ハンガーを利用して吊り雛にしていらっしゃる作品もありました
また、すげ笠を使っている物もありました
先日の門松作りの際にお世話になった竹林救援隊の方が吊り雛の頭の輪っかを作っていらっしゃるとの話も聞き、地域の方による手作りの吊り雛であることにも感心致しました
ひな人形の中には100年も前の段飾りもありました
他にも皿絵のお雛様や、手作りのお雛様もたくさん展示してありました
ケースに入った段飾りのお雛様です
高級でコンパクトに収納できるお雛様もありました
つまみ細工の桜の花のオブジェも素敵でした
近くで見るとこんな感じです
みな細かくて心がこもっているモノばかりで、ほっこりとした気持ちになりました
3月10日(日)まで飾ってあります
是非一度見に行ってくださいね
運が良ければ、100歳の作り手のおばちゃんにお会いできますよ!
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本年もどうぞ宜しくお願いいたします
今年も「二十歳を祝う会」の会場(プリニーの市民会館)に出かけて素敵な振袖姿を撮影してきました
今年度から、式典の内容をコロナ禍以前に戻して二部制での実施となりました
マスクなしの二十歳の素顔が見れて、平和を感じるひとときでした
午前中はまずまずのお天気で良かったです
最初の振袖は黒の総絞り(左)とパステルピンクの方(右)
二人とも短めに振袖を着つけて下からロングスカートの裾を見せています
編み上げブーツで軽快に歩いて見えました
黒のレース手袋や衿・袖口のレースでも個性を出しています
黄色の色無地振袖に亀甲柄の古典的帯を合わせて・・(左)
流れるように花をあしらった赤い振袖(中)
赤、緑、紺と裾に行くにつれ色変わりする個性的無地ボカシ振袖(右)
優しい色合いの花柄振袖(左)
青色にすっきりとした柄ゆきの振袖(右)
白地に水色の絞り、色とりどりの花柄をあしらった豪華な振袖(左)
エンジ色に花柄が帯下までびっしり描かれた振袖(中)
濃紺の色無地振袖にシルバーの帯とバッグがポイント(左)
パステルカラーの花柄がキュート!シフォンのような薄衣を振袖の上にまとっています(左)
千鳥格子の小紋柄の振袖、小物は白ですっきりとまとめています(右)
淡いグレーの振袖、衿・袖口・裾・バッグのレースがポイント!(左)
黄、青、緑のビビットカラーと大きな花柄が印象的(右)
白地に優しい色目の辻が花柄、房付きのショールも豪華!(左)
濃い抹茶色に白花がすっきりと配置されています(右)
白地に赤と黒の可愛い絞り柄、帯とバッグがポップな感じ(左)
ワイン色に辻が花柄の振袖、鶯色の帯揚げがポイント!(右)
紺地に大胆な花柄がいっぱいの振袖(左)
辛子色に赤・黒・緑を染め分け、金刺繍・絞りもある豪華な振袖(左)
ピンク地にほんわかとした白い柄が可愛い振袖(左)
全体に可愛い花がいっぱい染め描かれた振袖(右)
白地に大きな車輪が印象的な振袖(左)
白地に紺色が効果的な友禅振袖(右)
白地に多彩な色合いと金刺繍が豪華な振袖(左)
紺地が見えなくなるくらいいっぱいの花柄の振袖(中)
優しい水色にめでたい鶴が飛び交っている可愛い振袖(左)
裾近くの黒が印象的な赤い振袖(左)
水色にピンクの花がポイントの可愛い振袖(中左)
青色にパステルの花がいっぱいの振袖(中右)
紫地に大輪の花が背の高いこの方にお似合い(右)
濃紺に花柄が豪華な振袖(左)
白地に金だけで柄を描いた振袖、黒のショールがポイント!
なんと黒のショールの縁に自分でレースを縫い付けたそうです(右)
色とりどりの振袖、一つとして同じ振袖はありませんね
みなさんはどの振袖が気に入りましたか?
「二十歳を祝う会」の会場に出向き、若い方のエネルギーをいただき、「今年も頑張らなくっちゃ!」という気持ちになりました
やはり若いというのはすばらしいですね
今年ものんびりとブログ更新していきます
おつきあいの程よろしくお願いいたします
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雪の心配から、急いで冬タイヤに変えた方も多いことでしょう
今年も残すところ、10日程となりました
昨日、各務原市の広報で募集していた「竹林救援隊 ミニ門松つくり体験」に行ってきました
会場は蘇原持田町内の竹林でした
広い竹林を少し登ったところで「竹林救援隊」の方々に教えていただきながら作りました
最初は竹を斜めに切るところから始めました
竹の節のところで斜めに切ると、ちょうど笑った時の口のようになるというので3本の内1本は節の部分で切りました
残りの2本は普通の斜め輪切りにしました
そこはお好みらしく、3本とも笑い竹に切っていられる方もいらっしゃいました
切る部分にあらかじめガムテープを巻いておくと切れ口が綺麗になることを教えていただきました
一番長い竹はだいたい60?位の長さにして、そのあとは少しづつ短めにカットしました
そして3本を黒い紐でひとくくりにしました
竹によっては少し反っていたりして、うまくまとまらないこともあるので竹選びも大切だな〜と思いました
太い竹筒にその3本の竹を立てて、足元に鹿沼土を入れました
この鹿沼土は保水性が強いので入れるのだそうです
その後、紅白の葉ボタンを正面の足元に入れました
次に松を3本の竹の両側にあしらいました
その際、3本の竹よりも高くしないようにすることが大事だと言われました
一番高い竹を目印に、お正月の神様が降りて来られるので、それより高く松をあしらってはいけないそうです
なるほど・・・
次に松の近くに梅の枝を挿しました
梅には蕾があり、「春にはちゃんと花を咲かせる」と言って見えました
南天は前の方に挿し、彩りを添えるようにします
南天の赤色が入ると一度に華やかになります
「難を転じる」につながる南天は門松には欠かせませんね
最後に隙間に鹿沼土をしっかり詰め込んでおきます
そして土台の竹筒に飾りの黒い紐を巻いてできあがりです
十分に水を含ませておけば長く楽しめるという事でした
結局、「竹林救援隊」の方々にほとんどやっていただいたような感じでしたが、色々なお話を聞きながらの体験でしたので、とても楽しかったです
早速、我が家の玄関に飾りました
何だか早々にお正月がやってきたみたいです
気分が上がりますね
来年はちゃんと一人で門松作りに挑戦してみます
「竹林救援隊」の皆様、お世話になりました!
良いお正月が迎えられそうです
さて、今年もつたないブログにお付き合いいただきましてありがとうございました
弊店は12月28日〜1月8日まで年末年始の長いお休みをいただきます
お急ぎのご用件や着付け等のご用命は随時受付いたしますので、お気軽にお声掛けください
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寒くなると着物を着るのも温かくて嬉しくなりますね
また着物を着ている人を見るのもなんだか嬉しくなります
さて今年も着物姿の方々を振り返ってみたいと思います
素敵なお召の無地です
地紋が細かな七宝柄で縁起が良いですね
袋帯も帯締め帯揚げも、グレーのお召に合わせてコーディネートされています
川の流れのような、唐草をもじったような柄の袋帯がとてもお洒落です
羽子板や張り子犬などの玩具、打ち出の小槌などの宝尽くしが流れる様に描かれた訪問着
地色の黒色とも相まって格が上がった装いです
金泥の袋帯も、梅や笹竹が描かれ訪問着に合わせて格があります
光沢のある生地の訪問着です
優しい若草色に花柄が流れるように配されて優し気な印象です
花鳥模様が織り込まれた黒地の袋帯が全体を引き締めています
シダレ桜の総刺繍が素敵な訪問着
よく見ると淡いピンクと淡いグレーの片身違いの着物になっています
小物や袋帯も白色で、子供の入学式のスタートに合わせて真っ白な気持ちをお着物に託しているような感じがいたしました
最近の卒業式の定番、男児の紋付袴姿です
慣れない雪駄も履きこなしています
爽やかな空色で、4月からの希望に満ちています
宮参りの喜びにあふれた一枚です
ピンクの初着を羽織ったお母さんのお着物は綺麗なクリーム色の付下げです
こちらは黄色の初着を羽織ったお母さん
着物はベージュの落ち着いた付下げです
単衣の色無地にお洒落袋帯がすっきりしています
総レースの浴衣が個性的です
小物も帯もほぼ白で統一した優しい雰囲気に仕上がっています
オーガンジーの兵児帯をプラスしてフンワリ感を出します
後ろが華やかになりますね
前も軽く結び目を作って小花のような印象です
ピンクの可愛い浴衣に黄色の半幅帯
後ろはホオヅキをイメージした帯結びで・・・
透け感が美しい夏大島
濃い色の着物でも透け感があるので涼しく感じます
夏帯はレース柄の八寸名古屋帯
すっきりしたオフホワイト色が濃い色のお着物に合います
ある酒屋さんの新酒披露会のイベント会場にて出会った花魁姿のお二人
華やか〜!
七五三の装い
アンティーク柄のお着物でお参りです
ピンクの縞々シゴキが印象的です
同じく七五三の装い
袴風のロンパースを着た弟と仲の良いお兄ちゃん
青緑色の初着に金の紋柄の袴がお似合いです
麻の葉柄の紬の単衣
紫色の帯揚げ・三分紐と白の帯留めがポイントになっています
結婚式はやはり留袖ですね
絵画的な染めが素敵ですね
流水柄に地紙いっぱいの柄が喜びを表現しています
年末から年始にかけてお着物を着る機会も増えてくることと思います
またいっぱいご紹介できると良いなーと思っています
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早速、二人の母を連れて白山白川郷ホワイトロードに向かいました
あいにくの曇り空ではありましたが、料金所からクネクネ道を車で登るにつれて木々の色が赤味や黄味を帯びてきました
モミジのような木は少ないようでしたが、ブナ?なのでしょうか?
黄色に黄葉した木々が山全体を覆ってきて、それは見事でした
全体的に黄色の中に時折、赤色や緑色の木が混ざると、その色がより映えて美しいです
まるで錦の絨毯のような感じでした
ホワイトロード最高地に整備されている「三方岩駐車場」では、素晴らしい展望が楽しめました
また、この駐車場から三方岩岳の山頂(標高1,736m)への登山道が整備されていて、たくさんの登山者が向かっていました
約50分で360度の絶景パノラマを楽しめる山頂にたどり着けるそうです
数日前の寒さで積雪も少しあり、紅葉とのコラボもなかなかの物です
ホワイトロードの真ん中あたりまで行くと、「ふくべの大滝」がありました
落差86mと言われる豪壮な蛇谷随一の大滝で、時にはその水しぶきが道路を覆うこともあるそうです
滝の左右の岩盤は大きな屏風のようで「蛇谷金襴銀欄壁」と言った人もいたそうです
ちなみに、ふくべとは瓢箪(ひょうたん)のことです
「ふくべの大滝」の他にも「かもしか滝」や「赤石の滝」などの名のついた滝がいくつもありました
岩山から幾筋もの滝が流れ、谷間に流れ落ちる様も迫力があり、眼下をのぞき込むと怖いほどでした
さて、岐阜県側から始まったホワイトロードの終点は石川県白山市です
帰宅する途中、「白峰」のあたりを通りました
この白峰地区は「牛首紬」という紬織物の産地です
釘を抜けるほど丈夫なことから「釘抜紬」とも言われる紬で、800年以上前から昔ながらの技法が伝承されてきたようです
「牛首紬織の資料館」があったので立ち寄りましたが、残念ながらお休みでした
その流れで、白峰の街中を車で巡ってみました
格子の壁が特徴的な建物ばかりで、景観が昔ながらで落ち着いた感じがとても素敵でした
大きな丸太を割って作った梯子が多くの家に立てかけてあるのが目立ちました
きっと雪が多いこの町ならではの物かと思います
2階の屋根の雪下ろしのためでしょうか?
こちらは江戸時代の大梯子だそうです
屋根に石の重しが乗ったこの建物は行動寺の庫裏(くり)
木羽葺き屋根で、毎年、梅雨前に掃きながらすべての板をめくり、一枚一枚葺きなおす「くれ返し」を行うそうです
屋根の上には太鼓堂があります
こちらは旧長坂家住宅
昔ながらのかやぶき屋根で、同じような住宅が数件固まって残され、近くに「白山ろく民俗資料館」があり、小学生が社会見学していました
ホワイトロードの延長にひっそりと残され、現在も落ち着いた生活をしている白峰のあたりを散策できたのは貴重な体験でした
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皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、「和綿プロジェクト」も最終回の教室となりました
最後はいよいよ作品作りです
その前に前回染めた綿から糸を紡ぐことから始めます
藍、茜、玉ねぎ、うこん、紅茶などで染めた綿 ▲
さらに2本の糸を重ねて撚ります
その時、紡いだ糸の撚りと逆方向に回転させて撚りをかけるという難しいことをしなければいけないのです
そうして出来た撚糸をやかんの口から出る蒸気で糸蒸しを1分ほどします
そうすることで糸が安定して撚りが戻ったりしなくなるそうです
そうして5本の撚糸を作ります
その後、組みひも用の台紙を厚紙で作ります
3の糸をロへ、4の糸をイへ移します
次にBの糸を3へ、Ⅽの糸を4へ、2の糸をBへ、5の糸をⅭへ、Aの糸を2へ、Ⅾの糸を5へ、1の糸をAへ、6の糸をⅮへ移し、イの糸を1へ、ロの糸を6へ戻す
これを繰り返すことで平組みひもが出来ます
配色を考えて糸を置く場所を決めると素敵な作品となります
また、7本、9本と糸数を増やして組んでいくとさらに幅広なお洒落なストラップが完成します
今回私が作ったのがこちらです
組み終わりにビーズを入れるとさらに可愛くなります
今回の「和綿プロジェクト」の教室では、和綿についての知識が増えた事は大きかったです
まさか実際に種から育てるとは思いもしなかったのですが、実際に花が咲き、実になり、綿となり、収穫することが出来たのは貴重な経験でした
また綿から糸を紡ぐことの難しさも実感しました
なかなか細い均一な糸にならないのです
時々太くなったりして、まるで節(フシ)のようで、それもまた味だと思う事にしました
さて着物に多く使われる絹の原料は蚕の繭です
この繭の糸も1本では弱いので何本も重ねて撚るので、その点は和綿と同じだと感じました
「しょうざんの生紬」の反物を見ると、フシのようなものが織り込まれています
原料が「玉繭」であることがフシのできる一番の理由です
玉繭とは2匹以上の蚕が作ったいびつな形の繭で、生糸の原料として機械にかけることが出来ず、普通ははじかれてしまう繭です
そこで、「座繰り」という昔ながらの手動糸繰り機を使い、「玉糸」を作ります
2匹以上の蚕が作った繭ですから、吐き出された糸は絡み合っていることも多く、それが独特のフシになります
純粋な絹なのに、絹ばなれしたざっくりとした風合いを持つ生紬
素敵ですね
もちろん私の紡いだデコボコの綿糸とこの「玉糸」とは似ても似つかないですが・・・
手紡ぎ、手機(てばた)の気の遠くなるような手間を思い、1反当たりの価格が高くなるのもうなずけると感じた今回の教室でした
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我が家では毎年、ススキを探してきて飾ります
昨年見つけた所に今年は無かったので、あちこち探し回りました
毎年、同じ場所にあるとは限りませんね
天候のせいもあるかもしれません
何とか道端に見つけて、玄関に飾りました
お供えに栗きんとんと栗の渋皮煮を作りました
栗の実もちょうど実りの時期を迎えていて下にいっぱい落ちてきました
お供えが済むと一安心します
今回の満月は素晴らしく美しかったです
空気が澄んできたせいでしょうか?
すっかり秋になりましたね
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みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
敬老の日を祝って、鮎を食べに関市の洞戸に行ってきました
板取川に面した「鮎や」というお店を予約しました
川床という川に近い場所を用意して頂いて、川の浅瀬を泳ぐ鮎がキラキラと光るお腹を見せる様子が遠目にも見えました
最初に提供されたのは、鮎のてんぷらの酢の物でした
初めて食べる酢の物でしたが、鮎の身が厚くて食べ応えがありました
次に出てきたのは鮎の煮物です
よくある甘露煮より薄味で、骨まで柔らかく、私は頭まで食べてしまいました
次に出てきたのは、定番の塩焼きです
やっぱりおいし〜い!
次は鮎のから揚げです
カリっとして熱々でこれまたおいし〜い!
次は鮎の田楽です
甘辛の味噌がたまりません
そして最後の〆はこれまた定番の鮎雑炊です
柔らかくてホカホカの雑炊に、お腹だけでなく心まで癒されます
鮎尽くしのお昼ごはん
ぺろりと食べました
美味しかった〜!
ごちそうさまでした
さて今回は6回目の「和綿プロフェクト」です
綿を天然の物で染めることが今回の課題でした
「藍」「紅花」「茜」「くちなし」「うこん」などで綿を染めてみました
私たちの班は「茜」の根で染めることになりました
?茜の根薬15gを小さく折って、お茶パック用袋に入れる
?蓋つきポリ容器にパックと熱湯を入れ、約15分放置する
➂パックを取り出し、ネット入り綿約15gを水に浸して絞り、高温の染め液に約15分浸し時々攪拌する
色が薄い場合は再び液に約5分浸す
(ネット入り綿は洗剤洗い、漂白済み)
?焼きミョウバン約1gをおよそ50℃のお湯約1ℓで溶かす
?➂から取り出したネットの綿をそのまま?に約3分浸して、再び➂の液に戻し約3分浸す
?水で良く洗って絞り、乾かす
この手順でやり、見事にきれいな茜色に綿を染めることが出来ました
他の班ではなかなか色が染まらない素材もあったようですので、染めるのは簡単ではないと思いました
この後この染まった綿を紡ぎ、糸にしてから製品に織りあげるのかと思うと気の遠くなるような手間がかかると思いました
今は機械化が進んでいますが、手作業だけの頃は技術も要りますし、時間も途方もなくかかります
その大変さがわかっただけでもこの講座に参加した意義があった様に感じました
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先日、中津川の秋の風物詩「栗きんとん」の時季に合わせて、恵那市内8店舗の商品を詰め合わせたセット「栗くらべ」が発売されました
早速、買いに行ってきて各店舗の栗きんとんを少しずつ食べ比べて楽しみました
甘さが控えめの物もあれば、栗の歯ごたえが少し残してある物もありました
そうかと思えば、滑らかな舌触りの物もありました
色も黄味が強い物もあれば若干茶色っぽい物もありました
でも、どれもそれぞれの味がして、甲乙付け難し!
どれもとても美味しかったです!
それぞれのお店に行くのは大変ですが、この一箱で8店舗を制覇できるのは嬉しいですね
さて、話は変わって、我が家の和綿がついに綿を咲かせました!
花が終わった後に、ぷっくりした実がなり、それが色を変えてきた頃、気が付いたら爆ぜて白い綿が顔をのぞかしていました!
初めての綿は、フワフワで中に種がいくつか入っていて、とても可愛かったです!
こんな小さな綿の木からもちゃんと綿が成るんだと、改めて感動しました!
今度の和綿プロジェクトではこの綿を撚る(よる)事を習いました
それも原始的なやり方で綿繰りをするのです
材料は直径8?のボール紙の円盤と割りばしです
割りばしを円盤の中央に刺し、割りばしの太い方の先端にヒートンを付けます
種を取った綿をほぐして、綿の先をつまんで少し引き出しながら指で回転させて糸にします
それをヒートンに引っ掛けて吊るし、コマを回転させながら糸を撚っていくのです
一つの綿でどれくらいの糸が出来るかわかりますか?
だいたい1メートル、上手に細く撚れる人は1,5メートルも引き出せるようです
私は全く不器用で、すぐ糸が切れるか、太くなったり細くなったりで全然きれいな糸を撚ることが出来ませんでした
上手な人に教えてもらいながらやりましたが、とにかく難しかったです!
綿の種を取るための綿繰り機も見せてもらいました
綿はローラーの間を通って塊になって落ちていきます
手前には種が残る仕組みです
綿花から糸にし、糸から布にする・・・
これは途方もなく長い道のりだと感じました
Tシャツやハンカチ、太さの揃った糸で織りあげた生地のすばらしさを改めて感じた講座でした
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というニュースをテレビで見て、蕎麦でも食べがてら見に行こうと出かけてきました
稲穂が実り始めた田んぼの所々に、白く小さな花が絨毯のように広がった畑がありました
「荘川ソバ」は昼夜の寒暖差を生かした大粒で甘みの強いソバで、9月下旬から収穫が始まり、10月からは「新蕎麦」が食べられるそうです
「荘川そばの里」には大きな五連水車がありました
左端の最大のものが直径13メートル、順に直径4,5メートル、5,0メートル、5,5メートル、3,6メートルの水車が並んでおり、五連水車としては、日本一の大きさだそうです
水車小屋は今回は閉まっていたのですが、水車の動力を利用して直径2,2メートルの石臼が回り、ソバを挽いているようです
「荘川そばの里」にある蕎麦屋はあいにくお休みでした
どこかに美味しい蕎麦屋は無いかと車で回っていると、家々の入り口に献燈と書いた華やかな提灯が飾ってありました
近くの白山神社には、のぼりも掲げられています
珍しいかやぶきの屋根の神社でした
すると何やらお囃子の音がしてきました
祭りの法被や昔の装束を着た山車のような一団がやってきました!
太鼓や笛などの楽器を鳴らしながら、後ろには獅子舞の舞い手が続いていました
偶然にも貴重な祭り行列に出会い嬉しかったです
結局、良い蕎麦屋が見つからず、行列の近くの山菜うどんの美味しいお店「喜之助 式部の庵」に入りました
食事の後、その近くに「治郎兵衛のイチイ」があるというので見に行ってきました
推定樹齢2,000年以上と言われる立派なイチイでした!
足元の幹の太さにはビックリです!
樹高は13メートル、幹回りは7,95メートル、巨樹巨木のイチイの部では日本一だという事です
蕎麦は食べれませんでしたが、ソバの花から色々な物を見ることが出来た小さな旅でした
10月にはもう一度訪れて、新蕎麦をいただきたいと思いました
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一つだけなら可愛いものですが、枝という枝に蓑虫がぶら下がっている様はちょっと不気味でした
よく見ると中から黒い幼虫が出てきていて葉を食べています
今年のシダレモミジの紅葉は残念ながら期待できそうもありません
これも温暖化の天候のせいでしょうか?
さて和綿プロジェクトの4回目が先日開催されました
台風にもめげず、くすり博物館の綿の木は元気に育っていました
花も咲き、綿の実も大きくなってきました
葉巻き虫の退治をした後、今回は身近な玉ねぎの皮を利用しての染め体験をしました
?水切りネットに玉ねぎの皮約15g入れた物を2袋作る
⓶蓋つきポリバケツに?と熱水1,5ℓを入れ、蓋をして10〜15分放置する
1〜2回蓋を開け、ネットを裏返す
➂綿布などに筆を使って豆乳で描く
?ヘアードライヤーで十分乾かす
??の布を⓶に入れ、約10分間染める
?焼きミョウバン約2gを水500mlに溶かした液に染めた布を薬1分浸す
?水で洗って絞り、乾かす
今回は玉ねぎの皮を使って染めましたが、賞味期限切れの紅茶やコーヒーなどでも手軽に染まるようです
捨てる物から染めるなんて、エコだな〜と感じました
豆乳を使うことで、描きたいものが濃く染まる事がわかりました
またミョウバン媒染により、きれいな黄色になる事にもビックリしました!
別のガーゼハンカチに絞り染めをしたものがこちらです
少し濃い茶色の部分が豆乳を塗ったところです
豆乳を塗ったところが濃くなるのは、豆乳が液体のたんぱく質だからだそうです
染める生地の毛・絹・綿などは、固体のたんぱく質繊維で、そこにたんぱく質の豆乳や牛乳を塗りこむと、たんぱく質の量が増えて濃くなるという事でした
以前から綿や麻布は、天然染料で染まりにくい特性があり、その場合に呉汁(豆汁、ごじる)という大豆を絞った汁に綿や麻布を浸めていたそうです
昔の人々の知恵を感じました
さて我が家の綿も大きくなり花を咲かせて、実も膨らみ始めました
綿にも種類がいろいろあり、葉の形、花の色、実の付き方などに個性があり、アジア綿、陸上綿、海島綿、交配綿などの区別があるようでした
我が家の綿はどれに当たるのかな〜!?
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台風7号の上陸、北上に伴い、遠ざかってもなお全国的に天候が不安定となっています
みなさんのお住まいは大丈夫だったでしょうか?
さて、8月もあとわずかとなりました
装いも夏着物から単衣の着物へと変わる頃でもあります
そんな衣替えの時期に合わせて恒例の、丸洗いキャンペーンを開催いたします
この機会に気になっていたお着物のクリーニングをしてみませんか?
・着物を着たけれど、それほど汚れが無いように感じる方
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・衿のファンデーション汚れだけが気になる方
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お預かり期間・・・9月1日〜9月30日
価格
きもの・・・¥3,900 (通常価格¥7,900) 税別
長襦袢・・・¥2,900 (通常価格¥5,400) 税別
留 袖・・・¥4,900 (通常価格¥9,000) 税別
振 袖・・・¥4,900 (通常価格¥9,000) 税別
袋 帯・・・¥2,900 (通常価格¥6,300) 税別
※注1
単衣も袷衣も同価格です
羽織は着物と同価格です
名古屋帯も袋帯と同価格です
※注2
丸洗い(京洗い)とは・・・着物のクリーニングです
着物や帯を揮発系溶剤で、仕立て上がったままの状態で洗います
特に汚れやすい衿、袖口、裾は下洗いした後、全体を洗います
油性のシミ(ファンデーション、口紅など)に効果的です
汗などの水溶性のものは取れないことが多いです
汗が気になる際は、別途汗抜き加工(¥3,000税別)を追加されますことをお勧めいたします
※注3
付いてから時間が経過した汚れや、変色したシミ等、丸洗いでは落とせない場合があります
その場合、別途シミ抜きが必要になります
汚れがひどい場合には、最初からシミ抜きをお勧めいたします
この機会に是非、お着物のお手入れをされてみてはいかがでしょうか?
ご来店を心よりお待ち申し上げます
また、ご自宅までお預かりにお伺いすることも可能です
お気軽にお声掛けください
連絡先:☎058-382-5205
みなさんお変わりありませんか?
さて、「衣」のルーツを知る・育てる・紡ぐ「和綿プロジェクト」の三回目が先日開催されました
前回同様、和綿のあたりの草引きから始まって、今回は「葉巻き虫」という害虫の駆除もしました
葉巻き虫というのは、和綿の葉を食べて枯らしてしまう害虫で、名前の如く葉に巻き付いています
丸まった葉っぱを見つけたら、こまめに葉ごと取って潰して駆除しないといけません
一つ巻き葉を見つけたら、その葉の近くに3〜4枚はみつかります
残らず摘み取らないと、すぐに良い葉まで被害を受けてしまいます
皆で、目を皿のようにして駆除しました
わかりにくいかもしれませんが、これが取り除いた葉巻虫の入った葉っぱです
さらに、追肥もしました
発酵油粕という固形の肥料でした
ペレットのような円柱形の肥料で、苗の根本の左右に1個づつ土の中に軽く埋め込むように追肥しました
ちなみに前回より1ヵ月程経ち、和綿の丈も50?ほどに大きくなり、可愛い花も咲いていました!
自宅で育てている和綿はまだ背丈も30?ほどですし、花も咲いていなかったので、びっくりしました
花が咲けば実も成る事でしょう
なんだか、急に綿の苗だという事が実感されました
さて今回は、藍の絞り染めを体験致しました
? 最初にハイドロハイター約15gとセスキ炭酸ナトリウム3〜5gを約50mlの水で溶かす
⓶ 水約1、5ℓ沸かし、藍の乾燥葉約15g〜20gを入れたポリバケツに湯を移し、?を混ぜたら蓋をして焼く15分間放置する
➂ 蓋をしたままおよそ70℃くらいまで温度を下げる
? その間に、ハンカチなどに絞り加工を施す
絞り方は自由で、針と糸で縫い締めをしても良いですし、ビー玉を丸めて絞っても良いです
鹿の子絞りや鳴海絞りのように細かく絞っても良いです
フィルムケースを挟んで丸く色抜きをする方法もありました
? ?を1分〜数分間、ポリバケツの中の液に浸す
その後液からハンカチを出して広げ、まんべんなく空気に触れさせる
これを数回繰り返すと濃く染まる
私は三角の板を挟んで板締めにしてみました
?繰り返し浸して望みの濃さに染まったら、水で洗い、軽く絞って乾かす
空気に触れると見る見るうちに青く変色してきます
でも、水洗いすると色落ちしてしまいます
色落ちのことも考えて、「もっと何度も浸す・取り出して空気に触れさせる」を繰り返すことが必要だとわかりました
又お湯が冷めすぎると染まりにくいこともわかりました
結局、板締めして染めた私のハンカチは、洗ったらこんなに薄く色落ちしてしまいました
かすかに三角の柄になってるのわかりますか?
もう一回染め直したいくらいでした
でも良い勉強になりました
その後、我が家の和綿にも無事に花が咲きました
今のところ、葉巻虫の発生もなく、一安心しています
自宅で種から育てた藍も2週間で、少し芽が出てきました
1か月でこれくらい大きくなりました!
今後は少し間引いてさらに大きく育てたいです
この藍を使って、藍染めが出来たら最高ですね
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